始められないのは、終わっていないから

 人のアストロマップを見ていると、大西洋のどまんなかに過去生のサインがある人がいます。(自分もある意味それで、冥王星ICがあります。)

 なんかそういう人には時々「アトランティスの魂を持っている」と言ったりすると、人によってはもちろん「???」ですが、妙に納得されることはあります。(「???」って反応されそうな人にはもちろんそもそもそんなことこちらから言いません。)

 アトランティスは、プラトンが主に『クリティアス』『ティマイオス』言及した、滅び、沈んでしまった幻の大陸、すなわちプラトンたちのいまから2300年前の時代にとっての「超古代文明」というやつです。

 このプラトンの対話録『ティマイオス』『クリティアス』は3部作で、その幻の3部目でアトランティスについて詳しく語られるはずだったのが、3作目はこの世から消されています。アイスキュロスの3部作同様、そういうものがギリシャの重要な文学で多々あります。

 なので、この伝説の国は、ヨーロッパ人たちにとって、何かフロンティアスピリットをくすぐられるような、約束の地を思わせるような、大変な神秘の大地としてひそかに代々伝承されてきたものです。

 アトランティスがどこにあるか?「地震で沈んだギリシアの島のひとつ」だったり、同じように沈んでしまった「大西洋の大陸」だったりと、色々な解釈が2000年近くなされてきたわけです。そこには神話の人々が住んでいたのか、どんな美しい建築があったのか。

 アサシンクリード・オデッセイというゲームでは、ちょうどそれこそソクラテスがゲーム内で登場するように、その時代の古代ギリシア世界を体験することができます。

 このゲームは、さすがに大手のキラータイトルのナンバー作品だけあって、相当に金がかかっていて、古代ギリシャの風景のグラフィックも相当素晴らしいだけでなく、ゲームとしても結構面白い上に凄いボリュームです。そして何より、西洋古典学やギリシア語を大学院で学んでいた自分でも、古代ギリシアのことをよく調べ、また文化史・哲学史・神話学などに凄く通じていて、感心するゲームでした。

 例えば、古代ギリシアの多神教の神殿の柱が「色付き」であることにものすごく感心します。詳しくは、大英博物館がギリシャ彫刻を「白く削った」話など。

 ネタバレになるかわかりませんが、アサシンクリードオデッセイでは、現代でも有名なとあるギリシャのエーゲ海の島から、アトランティスに行くことができます。しかもそこで歴史上の超有名人物に出会います。ある意味、中学で習う…。アトランティス編とかでDLCとかが追加されることがあるのか…少なくとも、門まで行けます。でもかなり感動しました。詳しくは本編で。


 まあなんであれ、アトランティスというのは、極めて人々の霊感または想像力などに干渉してきた長い歴史があります。その実在はともかく…自分が思い出すのは、昔みた夢です。夢の中で、昔のホームページビルダーでつくったような画面でした。(自分は、夢の中に自分、主人公みたいなのがいたりすることがないただ夢としてある夢みたいなのとかが時々あります。そういう感じです。)

 そこでホームページに入るボタンがふたつありました。そのうちひとつは「アトランティスの中核に接触することができる」ボタンで、そこで自分は「このボタンをクリックしてアトランティスの中核に触れると、自分の肉体はその強烈な波動を維持できず、肉体は死ぬ」と思い、押せませんでした。でも、知りたかったなあ、と後から思ったことも。

 

 そんなアトランティスですが、まあ縁を感じる人は、ヨーロッパの古代からたくさんの哲学者・思想家・神秘主義者たちが言及していますので、色々調べてみると、それについて書かれたものは簡単にたくさんでてくるでしょう。

 タイトルはこの曲の歌詞から。「始められないのは、終わっていないから」と、過去生やカルマに関しては、このように思うことが、多々あります。

ᚠᛚᚪᚵᛋ ᚠᛚᚪᛪ ᚠᛟᛞᛞᛖᚱ ᚠᚱᛁᚵ

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