金運について

 2室に木星や金星のアスペクトが良いのがあると金運に良いと言われますが、時々そういった木星や金星にプラス土星、海王星、冥王星といった金運にマイナスな印象の星を持っている人がいます。こういう配置。

 その場合、金運には良い意味と悪い意味が同時発生し、金運が良いなあと思うことと金運が悪いなあと思うことが両方発生する人ということになります。とはいえ、2室の星が凶相ばかりだと、金運の良い星を持っているのにも関わらず、金運悪いなあと思うことの方が多いかもしれませんが。


 ただ、こういったチャートはしかし、相性図であるコンポジット・チャートで、同じく木星・金星が2室だけど他の土星、海王星、冥王星なんかが2室以外のどこか遠いところにある人との相性図をつくるとき、木星・金星だけが2室に残る可能性を持ちます。

 すなわち、こういった星配置の人は、一緒に仕事をする人や結婚のパートナーによって金運が大きく左右されると言っていいでしょう。

 2室に限らず、金星や木星に凶星が重なっている人は、自分の力で才能・幸運点(=木星・金星)を開発、というよりも、人と組んだり、自分では見つけられない才能を人に見極めてもらうことで真価を発揮するのかもしれません。

 つまり、「自分と同じハウスに吉星を持ちつつ、自分とは遠いハウスに凶星を持つ人」と組むことで、自分の幸運ポイントを伸ばすことができる可能性を持っている人だと感じます。


 コンポジット・チャートの話なので、自分と相手の出生時間付きのホロスコープが必要で、その上自分と相手が同じような出生時間を持ち、吉星と凶星の位置関係がお互い違う、というなかなかの条件が必要なだいぶ特殊な状況下における話ですが。


 また、コンポジット・チャートで言えば、太陽に木星が重なるチャートがでる相性というのは人生の大きな成功を表すので良いとされています。これまたそんなに多いわけではありません。ただ、西洋占星術でいう木星星座は東洋占星術でいう干支なので、相手の「干支」によってその可能性を持つ人は判断できますね。

 どの誕生日にどの干支なのかは、コンポジット・チャートの計算式や星軌道の法則をもとに、数学の公式をつくらなければならないので、すぐには思いつきませんが…。


 コンポジット・チャートで2室が恵まれていたり、太陽と木星が合になるチャートが出て場合は、成功と金運が保証されるので、占星術的には、仕事相手・結婚相手として理想的でしょう。ただ、他が凶相だらけだったり、ノースノードといったカルマの星が強く作用している場合は、物質的には満ち足りても、心が安定しないかもしれない相性になりますが…。

 その他、「2室からMCに対するトラインの金星・木星」は恐らく配置的には最も金運が良いと言われるものです。MCに対するトラインは2室以外にも5室にも可能性を持ちますが、5室は恋愛・子供・娯楽などを表すので金運をそのまま表す2室のトラインのほうがお金に関して言えば当然上ですね。

 上図の画像の♀△MC、すなわちアストロ・マップで金星か木星のトラインの場所はその人にとって地球上にそれぞれ2つだけ存在しているはずです。その場所はすなわちリロケーション・チャートで金星か木星が2室か5室にあってMCにトラインをもたらす「地球上で金運の最も良い地点」ということになります。

 astrodienstのastroclick travelで、scarable google mapにした上でソフトアスペクト、ハードアスペクトにチェックをうつとさらに細かいラインがでてきます。


 上図は自分のアストロマップですが、自分はネイタルに、すなわち一応日本にその、「吉相の多い金星が2室からMCにトライン」が来てくれています。ただ直下は奄美大島、一番近づくには長崎か沖縄に居なければなりません。カイロンMCも来てくれているので、やはりカイロン的な仕事は天職なんだろうな〜。

ᚠᛚᚪᚵᛋ ᚠᛚᚪᛪ ᚠᛟᛞᛞᛖᚱ ᚠᚱᛁᚵ

Flags Flax Fodder & Frigg

0コメント

  • 1000 / 1000