ש87
シンウルトラマン を見たんですが、素晴らしすぎました。今まで見た映画のトップに入る。今まで見た映画のなかで一番素晴らしかったレベルだと言える。
思い出補正?かはわからない、音楽や表現の仕方が、凄く慣れているのだと思う。子供の頃に、エヴァやその同時代を見て育ったので、ノスタルジーとともに、一番入って来やすい表現なのだと思う。
そしてそれ以上にすごかったのが、量子論、宇宙論、最新の物理学の面白い世界を、盛り込んでくれていること、空想科学読本とかのネタを、物語にむしろ活用していること。相当な知識がないと理解できない、でも理解できなくても、楽しめるとも思う。ただ、自由な思考や型にはまらないもの、新しい発想や本物の科学が嫌いな人には、向かないかもしれない。
「物理学はSF小説より奇なり」、ハリウッド映画とかの売れている映画にはこの格言でいう「SF小説」、まだチャレンジャー号事件とかが起きる前の宇宙開発の世界にいまだに生きていることも多い。けれども、この映画はこの格言において、SF小説よりも物理学寄りだと思う。
マルチバースにまで題材を広げてくれたことが嬉しくて仕方ない。「リアルな映画」を作るよりも、「空想科学」のほうが現実に近づくというのが、この現実世界の面白いところ。「常識」というものが常に「現実」と乖離しているからだろうか。スピリチュアルな目覚め的な意味ではやっぱり「リアルな映画(=現実から程遠い常識映画)」よりも「空想科学(=現実)」が大事になるのです。
最初から最後まで、音楽や緩急のバランスが良くて、鳥肌立ちっぱなし、50分を超えたあたりから、泣きそうなシーンばかり、エヴァのオマージュ的なところもあるのか、最後はスタッフロール終わっても涙が止まらん。便意がやばいとかでない限り席が立てません。その意味で、映画館で見てたらやばい映画ナンバーワンだわ。(人がいっぱいいると、映画に集中できないので、映画館ならそこまで感動爆発しないだろうけど。)
あとこれ元のcmがどんな雰囲気なのかはわかんないんですが、これはうけるわ。
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