星の言葉
生物学的な、生物・生命の定義として
① 自分以外との境界線がある
② 代謝がある
③ 自己複製機能がある
があるが、これは星もあてはまるという話を聞いた。
星には宇宙との境界線があり、自分自身の恒常性を保つための代謝的な活動があり、また超新星爆発で自分は消えるがそれによって遠く離れた場所にまた同じような星を生成することになるなど自己複製機能も持っている。
星の自己複製機能は、いわばほとんど生殖・増殖のために自分が死ななければならないようなものだが。
(星もそうだが、上記の定義は場合によっては宇宙全体にも当てはまる可能性はある。「宇宙以外」を人間は知らないので逆に①がむしろ大変になるが、②や③はエントロピーに関する法則、マルチバース、サイクリック宇宙論など、何か関連事項は多く浮かんで来そうだ。)
生命かもしれない星に言語はあるだろうか?占星術、アストロロジーはギリシア語で「星の言葉」という意味だ。
植物は電気信号で他の植物と相互に足りない栄養を与え合う。蜂は自身の飛び方の軌道のパターンで他の蜂に餌のありかを教える。爬虫類の一部は星座を目印に自分の巣に帰る。これらは人間でいうところの言語に他ならない。こういった意味での言語は、きっと星にもあるのだろう。
惑星軌道が星の言語表現だとしたら、占星術はまさに「星の言葉」になれる。
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