金星人 ± orexis

 六星占術?みたいなのは全然知りませんが、金星の要素は実存だなあと思うことはあります。占星術では、金星は快楽を意味します。なので、快楽原則であり、快楽原則は人間の実存の本体だとは思っています。より今っぽい言い方をするならば、報酬系かもしれません。

 報酬系は、特定の行動に対して脳内麻薬というか、快楽物質が自分のなかで発生して、特定の行為を行うと「快楽」を感じるという仕組みです。

 糖分を取ると、本来は自然界ではなかなか摂取しづらかったであろうものだからか、強い報酬の快楽物質をもらい、そのために糖質で快楽を感じます。

 同じく、性行為は、まあ遺伝子の乗り物が人間だという考え方をどれくらい受け入れるかにもよりますが、個体としては死んでも種としては生き残るという意味で、種の保存には大事なことなので、強い快楽および異性を求める強い欲求を生じます。

 こういったことをもっと細かく言えば、いろいろな報酬系があります。ただ、思考が報酬系を管理しているわけではないので、例えば外的環境・社会構造として世界に糖質があふれていても、糖質をありがたがる報酬系のままだったり、子供ができても経済的余裕がないとかだとしても報酬系は種の保存の長期計画までは考えていないままと、観測の速さが思考と報酬系とでずれを感じます。


 思考と報酬系の世界認識の、どちらが間違っているとはもちろん断言できません。感情にまかせて動いたことで成功したこともあれば、そのせいで失敗することもあります。思考しきって抜かりなく詰みきる手順まで確認しきったことで成功することもあれば、そのせいで失敗することもあるでしょう。

 ただ、私たちの体の中に、報酬系が存在し、快楽と不快がそのために存在しているのは事実です。というよりも、それがなくなったとき、存在と言えるのでしょうか?フロイトみたいなことを言っているかもしれません。

 ドイツ語で快楽のことは、実は「フロイト(Freud)」と言います。フロイトの時代よりもちろんずっとはるか昔からそうです。英語のfriendやfreedom、ギリシャ語のphiliaなどと同源です。ユングが、シンクロニシティについて記した著作(たぶんこれだったと思う)で、「フロイトという名の人がフロイト(快楽)について探求しているのは、実に興味深い」みたいなことを言っていたのは、今でも十分印象に残っています。

 再生回数用にだと思いますが、内容的には洗脳洗脳とか出てるサムネの印象とは少し違ったことを言っている動画です。心・思考・判断(善悪・常識・非常識)が、人間の不幸の原因だと言っている動画でもあって、それ自体は、古代の哲学や仏教とかでよく聞くようなことです。でも改めて言われると、染み入ります。


 私は、1日のなかで寝ている時間が一番幸せです。眠気が来て、その時に寝るというのは、報酬系の動きでもあります。眠るべきだと報酬系が判断したときにねれば、自然と快楽の報酬が与えられます。朝も同様で、起きたくないときに起きなければ、快楽の報酬が与えられるわけです。

 それもありますが、寝ている間は「思考が止まっている」のが幸せなのかもしれません。その意味でも、思考停止はある種の幸福です。そのために人は、喫煙したり、飲酒したり、ゲームをしたり、漫画を見たり、ドラマを見たり、映画を見たり、自分であることを忘れるために、何かに熱中したりします。


 正確には、思考=自我ではないと思いますがですが、世の中的にはほぼそんな認識にあると思います。自我を忘れることで、思考を止めることができます。そのための活動を、人はいつも探し求めています。

 ただ、思考もそれ自体は生存戦略として存在しています。報酬系と思考とで、会議室と発言内容が食い違いますが、どちらが正解か、というのはいつも後からしかわかりません。思考を裏切ったほうがいい場合と、報酬系を裏切ったほうがいい場合と、状況次第です。


 ただ、快楽物質の扱いは、幸福に直結します。人生という単位が、すなわち死後の世界があるのかないのか、いってみないとわかりません。もちろんいったことがあるのに、忘れているだけかもしれません。ただ、生きている間は、快楽物質という真実があります。快楽原則に支配されています。占星術で言えば、金星に支配されています。

 快楽原則を、金星をうまく利用したいところです。社会においても、本来金星を軸とするべきですが、悪用もされます。ただ、人生というものがあって、快楽物質をもらうだけの人生があれば、良いとは思います。もちろん、快楽物質への耐性を消す手段と一緒に、みたいな。病苦なども、快楽物質の操作でうまくできないか…とか。死ぬ時も、快楽物質にまみれて、その上で突然意識を失うようなのが理想的です。もちろんすぐ、皆が求めるものは制限する人が現れるのが世の常かもしれませんが。


 あととりあえず動画の後半が、下北沢じゃん!ここ2年くらい行ってないけど、いつも毎日通っていた道。久しぶりに見て、鳥肌立ったわ。店変わってますが、相変わらずで何より。


 2020年のグレートコンジャンクションについて、2019年から色々言われており、2020年には東京オリンピックに乗じたバイオテロとか戦争でもあって、東京の波動・気の悪さ?みたいなのから、あまりここにいないほうがいいかな?とかちょっと思って、実家のある地方都市へとうつりました。

 コロナウイルス騒動が出てきた2020年初頭は、東京から田舎に引っ越してきてよかったーと思ったこともあったかもしれません。ただ、それもまた、自分もあまりにもウイルスパンデミックものの映画や創作に影響を受けすぎていたのだなあ、と自覚するものになりました。

 今思うと、東京にいた方が、この2年の時期はずっと楽に乗り切れたのかな、と思ったところです。それともそれは、隣の芝(パラレルワールド)が、青く見えるだけだということかもしれないのですが。

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