重力の虹

 タイトルの通り、星の重力が生物の行動や育成に影響を与えているという研究です。太陽光がセトロニンを生成するといったことはよくありますが、重力という話もあるのですね。

 重力それ自体というのもそうですが、それは同時に、他の星の運動法則が地球に対して1年とかいろいろな時間の周期を発生させているわけです。地球が太陽の周りを1年ほどで1周するので、地球上に1年がうまれるわけです。

 そしてまた、太陽や月だけでなく、太陽と月の間に、まあ質量の差とかはともかく水星金星とかもあるわけで、一応それらも何らかの周期または重力といっていいのかわかりませんが、影響力を地球に対して作っているわけです。

 占星術は、こういった太陽や月の影響力を、他の太陽系(+冥王星その他)の惑星まで適応し、なんなら星座というすなわち太陽系よりはるか向こうの星の群勢からも地球に対して何らかの干渉があるのだろうと考えるものです。


 以前にも、生まれ月と病気の関連についての医学的統計研究についてリンクしたこともありました。これは極めて、占星術の考え方とも部分的には共通するものもあるといえばそうです。

 これもある種、生まれた月から数ヶ月間の環境・温度・空気中の物質状態の傾向などがその子供の一生の体質傾向に左右するのではないかという研究でもあると言えます。

 その意味では、地球が太陽を中心に回る公転周期によって、1~12月という季節ができるわけなので、太陽からの距離が地球に温度差など季節という環境要因を発生させ、それだけでもすでに太陽が地球の生命に大きな影響を与えているわけです。

 それと同時に、温度だけでなく重力なども影響する可能性もあるわけです。


 占星術では、生まれた瞬間の星配列を重視します。それはすなわち、生まれた瞬間の太陽系の星と、それより遥か遠いいくらかの星(星座)の重力・環境要因、または重力以外でもまだ名前がついていないような影響力を重視するということです。

 なぜ、生まれた時をそんなに重視するのか?と言えば、生まれた瞬間の星配列と人生になんらかの呼応するパターンがあるのではないか?と有史以前の古代の人々の頃から考えられて色々な推察がなされてきたからというだけではあります。

 統計的な事実の累積という意味では、カテゴリの許容範囲が広がり、やがてほとんど何でも該当するようなカテゴリになる場合もあります。そうやってつくられるものに、バーナム効果と言われるものもありますが、それは別に占いだけでなく大学の研究や学会レベルの話題にも言えることはあるでしょうし、人間の意識の限界、客観的な事実とは何か?すらまだ未定義なのに何かを真偽でカテゴライズするということへの限界も感じます。また、「真実」とはそれがどのくらい真面目に厳粛に語られているか、の「話し言葉」の問題にすぎないこともあります。


 いずれにしても、生まれた瞬間が重要だ、という意味では、「出生時トラウマ(バース・トラウマ)」の概念もひとつのヒントとなります。

「バース・トラウマ」とは

今回は、バーストラウマについてお話しします。 バーストラウマとは、出生時心的外傷のことで、無意識である赤ちゃんでも、出産前後の出来事によって、トラウマ(心的外傷:心の傷のこと)を受けることがあるという考え方です。夢分析で有名な精神科医ジークムント・フロイト先生の弟子であるオットー・ランク氏は、出生そのものが心の傷になっている事に気づき『バース・トラウマ(出生時心的外傷)』という考え方を提唱されました。生まれる前の赤ちゃんは、子宮の中でおそらく安心感に包まれていたはずですが、出産時に「窒息」「仮死」「恐怖」などを経験することで、生まれながらに精神的なストレスを受けると指摘されました。 さらにトランスパーソナル心理学のスタニスラフ・グロフ氏はバース・トラウマをうける時期によって4つの段階があると分析しました。 (出典) 第一段階 母親との融合出産が始まる前の子宮の状態羊水の中で静かで暖かくなんの心配もいらない天国の状態。対応する心理的傾向として、無条件の愛、一体感、永遠の至福など。一方母親の病気、アルコール中毒や精神疾患、中絶の試みなどの両親から望まれない妊娠等、否定的な身体的、精神的条件がある場合は、不愉快な身体感覚、嫌悪感、世界に対する恐怖や脅威を感じやすい。 第二段階 子宮口が閉じたままの子宮の収縮出産がはじまり全方位から胎児が締め付けられる。子宮から閉め出されそうになるが子宮口が閉じているため出られない。出口なしの状況。対応する心理的傾向として、罪悪感や劣等感、無力感、犠牲者、閉所恐怖や地獄体験などのイメージを形成する時期とされる。 第三段階 産道の通過子宮の収縮が続き、子宮口が開き産道を通過する体験。もっとも困難で苦痛に満ちた体験、産道の締め付けに押しつぶされそうな体験、窒息しそうな体験。胎児は、刻々と姿勢を変え、苦痛に満ちたこの窮屈な状態から逃れようとする。自分が死につつあるというリアルな感覚を体験する。対応する心理的傾向として、自己破壊的衝動、攻撃性、競争、窒息、虐待、暴力的性衝動、などのイメージにつながるとされる。 第四段階

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 フロイト派の心理学者のオットー・ランクが提唱したこの概念は、生まれた瞬間というものをトラウマとして捉え、それが一生影響力を持つという考え方です。先ほどの、コロンビア大学の生まれ月と病気の関連もまた、このトラウマと病気が関連すると言うこともできるかもしれません。


 なぜ、宇宙がこれほど生命に干渉するのか?もちろん、私たちが宇宙の一部に住んでいるからその環境要因として、というのも当然ですが、生命的なもののひとつの基準でもあるDNAは、地球で生まれたのではなく、飛来物としての宇宙由来であるともとれるような説もなかにはあります。

 ゲノム解析などが発達しているという話は、もう10年近く前とかに何かで見たりしたのを覚えていますが、今の社会でも起きていることにその発達や行く末のようなものはもちろん感じます。

 ただ、やはりまだ人間が見つけていないものも、たくさんあるわけです。

 AIに分析させると、このように人間がまだわかっていないこともたくさんでてくるようです。このように記事になっているということは、もうすでにそれはいくらか以前からわかっていて、まだ人々の目には晒されていない領域では応用段階に入っているのかもしれません。

 いずれにしても、AIに分析してもらうというのは人間にとっては他力な感じもありますが、人間は古来から道具を発明し、同時にその道具を使い込んでいるうちに、まあ神がかり的なミュージシャンみたいに、道具と自分の境界線が曖昧になっていくようなところもあるかもしれませんが、なんて。

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