痛み

 お酒を飲むと、いつも体中が痛くなるので、プロスタグランジンでも産生されてんの?って思ったら本当に産生されているんですね。

 ステマではありません。

 アセトアルデヒドでのむくみによる神経圧迫も、正直感じる。酒を飲んだときのあの閉塞感!確かに、むくみがひどいとあんな感じだね。

 飛行機に乗った時、もう少しひどいもので言えば交通事故で怪我してたくさん出血していた場所周辺が、痛覚が麻痺して感覚がなかった。あれよりは全然軽いけど…。

 自分には、酒は痛すぎて、酔ったことがない。自分は酒によって痛覚を強く感じるので、忘我という本来の目的には決してたどり着けず、酔って心地いいという境地にはまず痛みが邪魔してたどり着けないだろう。


 本来、なぜ人が酒を飲むのか?に関しては、自分を忘れたいからだ、だと思っていた。

 そもそも、苦しみとは「自我」が存在することであり、快楽とは「自我」がなくなることだと思っていた。

 ドラッグ、性愛、ゲームへの没頭、酒、いずれのキーワードも「没頭」「忘我」であって、それらが快楽につながるのだ。だからこそ、自分を失うこと、その最たるものである「死」は、最も大きな快楽かもしれない。

 死は快楽だが、痛覚はむしろ「没頭」「忘我」を邪魔するような「死の対極」の存在だ。そして、この世で最も忌むべき、避けるべきものは、その「痛覚」なのである。


 痛覚に対する敏感さには個体差があるのだろう。だからこそ、酒で痛みを感じる人と、感じない人もいるということになる。ある人は暴力と感じないことも、生化学的には暴力になるわけだ。

 コロナの自粛で、命を救われたという人もいるくらいだろう。

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