Kali yuga

 ここ数年の間。大学の講師では東京でやっていけるだけのお金が稼げないし、他大学講師はもちろん、その他の普通のアルバイト応募してもなんかびっくりするくらい全部受からなくて、そこで生活していける縁は得られなかった。2020年のグレートコンジャンクションが、ちょうど自分の誕生日の星座座標と一致していて、これも何かの縁と思い仕事をやめて実家へ引っ越し。グレートコンジャンクションを見て、2020年、戦争が起きて、東京から出られなくなったりしたら嫌だな、と当時思っていた。それもあって、東京から早いうちに出たいとは思っていたので、実際にそうしてみた。

 一応、食って生きていけているんだろうけど、大きな精神的苦痛が伴う。今、東京から離れた実家にいて、肉体的には、今のほうが楽だろう。でも、死にたいと思う頻度がものすごく増えた。できるだけ、死にたいとか思わない生活がしたいと思っていた。その意味では、大きな落とし穴にはまった気分だ。肉体はむしろ喜んでいるだろう。より健康的になったから。精神だけがその落とし穴にはまっている。鬱な出来事に鬱な出来事が重なる。非常事態特有の現象も、全く生かせていない。

 家に人がいても、言葉が通じないので、どうするかも説明されず、またどうするかを伝えることもできないし、これがいやだと言っても、同じく伝わることはない。非生物であるこの家そのものに対して聞く「なぜわたしはここにいるのか?」「あなたはわたしがここにいることを望んでいるのか?」人に言葉が通じない以上は、人以外とコミュニケーションがとりたいと、思えば、割とそうだったのだろうか。思っていることを言ったり、これが嫌だと家族に言っても、伝わらない、だけど誰かにわかってもらいたくて、非生物のほうが正しい答えを言ってくれるんじゃないかって。

 いまはやりの感染症の、脳がもやがかかったような状態、それ自体はもう、無症状だろうが感染していない状態だろうが、かなり多くの人に既にあるのではないか。家のなかでは、会話ができていないと感じるから。人間の感情を制御できる脳の部分にもやがかかったら、それはより自然体ではあるかもしれないが、争いにしかならない。その意味では、いまはもうカリユガと呼ばれる時のようにも思える。情報もまた、あまりにも感情爆発的で、同時に受けての感情もまた、爆発させるようなものだ。カリユガがはじまっていて、それは少なくとも不和、そして感染症だけでない、年度ごとの総括的死者数の統計に、カーリーの周期を感じる。

ᚠᛚᚪᚵᛋ ᚠᛚᚪᛪ ᚠᛟᛞᛞᛖᚱ ᚠᚱᛁᚵ

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