MC10h♏️♇ : 化学の結婚

 占星術をやっていてそもそも、結婚について相談されることは多いです。結婚したいという気持ちの最大の動機は仕事をやめたいとか家を抜け出したいとかの「現状打破」です。現状は空からコンクリートの壁が落ちてきて道が塞がれて進めない状態にあり、自力ではどうしようもなく、そうするとあとは「救世主」を待つしかできなくなります。

 逆に、仕事が充実しているという人は、結婚したいという気持ち自体ない、という人もいます。

 1983-95生まれの蠍座冥王星世代がちょうど結婚がどうこうという感じの年齢になってきたので、人生や結婚に関連するハウスに蠍座冥王星が入って居たらその思いとそれに駆られる出来事は強烈ですし、ハウスがまるまる1つの星座に支配される広域星座宮でも加わればより一層そうです。

 また、今は時期的に蠍座冥王星に対しては水瓶座にいる土星がスクエアなので、この1983-95世代に対して、現状の苦しみや行き詰まり的なできごとが起きやすく、「自力ではどうしようもない」が他より強烈なので、「救世主」に対する思いがより強くなります。

 そういった出来事が「現状打破」のための結婚や変化への欲求を生み出し、またそういった方向へと導かれるきっかけにもなるでしょう。

 私の場合は、10室にあり、MCに最も近い星が冥王星であり、さらに広域星座宮にあり10室全部が蠍座になっています。自分もそのような1983-95世代でもあるので現状への障害がやはりこの時期強く、そういった状況のせいか、私も結婚・転居に対する変化欲求もものすごく強い状態にあります。

 毎年の年末年始に、「次の元旦には、この家に居ない状態をつくりたい」とずっと何年間も思っているのですが、それが全然うまくいってないというのが一番大きいです。そんな状況をひっくり返してくれるものをずっと求めているのでしょう。今年も、もうタイムリミットあと5ヶ月くらいになりました。

 自分の場合は、両親が結婚してもうまくいかなかったので、自分もそうだろう、と子供の頃から20代前半くらいまでは思い続けていました。ただ占星術で自分はそういった運気が良いと出てしまったのでそれにすっかり影響されているようです。


 蠍座は、冥王星のホームであり、一番戦闘力が高くなるフィールドです。1983-1995の世代は、大きな欠落を感じる箇所がどこかにあるでしょう。どの世代にも欠落感はあるかもしれませんが、この世代のそれは特別です。だからこそこからの「変化欲求」も特別です。


 冥王星は常識を飛び越え、次元も時代も存在の定義も超えてしまいます。周囲はそんなあなたを「無」とみなすかもしれません。

 それは例えば、原始時代にiphoneがあっても、誰もそれを「使う」ことはできません。あなたはその、原始時代に放り込まれたiphoneなのです。iphoneの技術は凄いのに、技術を知らない人からすれば「無」なのです。冥王星の才能はそのように表現できます。

 欠落は、「無」ではないのですが、他人がそれを認知できないことで生じます。



 最近生きててやたら浮かぶフレーズ「生まれちゃってさ、死ぬまで暇、どうしてくれるの」って歌詞があったなあ。あったなあってまだ4ヵ月前だったコレ。

ᚠᛚᚪᚵᛋ ᚠᛚᚪᛪ ᚠᛟᛞᛞᛖᚱ ᚠᚱᛁᚵ

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