ストラトキャスターの真実
占いには、おおよそ「吉」と「凶」がある。でも、そういう吉とか凶って何を意味するのかを、ちゃんと考えなければならない。
占星術だと、ソフトアスペクトが吉、ハードアスペクトが凶ということになる。では、その吉=ソフトアスペクトを多く持っている人、すなわち占いで「その人の人生傾向」に「吉」が多い人とはどういう人なのか?いままで見た中で、ある意味思うのは、その人は「アスリート」である人が結構いた。
実際にアスリートとして仕事をしているとか、今も運動していますとか、そういうのじゃなくてもいい。昔に運動が好きで、今は理学療法士をやってますとか、昔はそういう大会に出ていたけど、今は全然違うことをしているとか、またはいまでも筋トレは欠かさずやってますとか、そういう人は、結構「吉優勢」すなわちホロスコープを見た時、青色がよく目に入る気がする。
ところで、なぜ「吉」が多い人は、運動能力が高い人になるのか、と考えてみると、そもそもこのホロスコープの技法は、古代ギリシア、古代メソポタミアに遡る。そこで確かに「素晴らしい人・立派な人」とは「強い戦士」であるのだ。だから、占星術ができた時代、特にこのアスペクトという考え方は、西洋占星術の根源的古典のひとつである、クラウディオス・プトレマイオスの『テトラビブロス』で確か既に言及されていた。西洋占星術のアスペクトは、インド占星術でいう「ヨガ」である。
いわば、占星術の「吉」「凶」とは既にその時代の価値観でもあると言える。古代ギリシアの「吉」とはすなわち、強い戦士、いまでいう身体能力が高く、そういう状態に体を維持できるアスリートのことなのである。もちろんいまでも、身体能力は高いに越したことはない。
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