スペクトラム・スプレマシー

 発達障害について、見た動画。忘れないように…。

 こちらの動画群、いままでネットとかでしょっちゅう見ていたような、いわゆる普通のASD(アスペルガー)やPTSDの診断で発達障害の特徴として問われる内容とは微妙に感じが違っていて、とても興味深いものがあります。

 つまり、普通のASDやPTSD診断よりも、この動画の特徴だと広いというかHSP寄りなので、あてはまる人が多いと思います。同時にそのために、自分が持っている悩みに関しては、これら全部とんでもなくあてはまるものがありました。

 なのでいわば、発達障害のスペクトラムの特徴みたいなものなのかもしれません。

 このなかでも、より新鮮だったのは、一番最後の動画、あぶり出し型脳のお話でした。いままで、あまりこの特徴は聞いたことがなくて、しかし自分にはまさに当てはまる気がします。

 そしてまた、このあぶり出し型脳を生成している原因は、消えないトラウマとその頻繁なフラッシュバックという上記2動画のPTSDとASDの(スペクトラムの)特徴に他なりません。


 ただ、あまりこれを理解してもらおうとしても、人によっては逆効果なのもわかります。トラウマという感覚自体がなかったり、人によってさす対象や生活を害する程度などは違うわけです。

「トラウマは乗り越えろ」と言ってくる人がそこで意味するトラウマは、その人にとってはとても小さなものかもしれません。そのような人に、同じ「トラウマ」という語彙で、音は一緒でも意味が全く違うそれを伝えた場合、全く違うことが伝わるだけなのです。


 ただ意外と面白いのは、ここで「トラウマ」という言葉がさすものが一致している人の場合、それらの間柄は、普通の人同士より強い友情や愛情を発することができるということです。それはおそらく、お互いに同じASDやPTSDのスペクトラムを持っている人間同士だということになるでしょうが。


 英語に、 misery loves company という言葉があります。「同病相憐れむ」とかって訳されるみたいです。同じ不幸を持ったもの同士は、お互いをより理解し合えるとか、一緒にいたがるとかみたいな意味ですね。そういえば、emilie autumnの曲でこの言葉は知りました。


 まあ別に、ASDとかPTSDだと、診断してほしいわけではありません。それで、手当のお金とかが毎月もらえるなら、どんどん認定して欲しいのですが。そうでなければ、ただの不都合な称号でしかないので。

 まあお医者さんに診断されなくても、自分の性質、生き方、人にとっては不幸でないことでも自分にとっては不幸なこと、などを理解することは、とても人生で大事なことです。それがないと幸福になれないという意味では、一番人生で大事なことかもしれません。


 高校で仕事をしているので(この間書類みたら、一応、教諭扱いみたいです。)、高校生の進路相談とか聞きますが、なんかその度に自分の若い頃を思い出して、こういった自分の性質みたいなのを、もっと早く理解していたならば、とよく思います。こういったヒントを一番くれたのは、多くは大学以降に知り合うことになる大事な人たちばかりでした。


 高校生くらいの頃の自分に、今の自分で色々、大学選びとか将来の仕事の目標とか、アドバイスできるもんならしてあげたいところです。あの頃は、自分が実は好きなこと、得意なこと、この世にある仕事のなかで何がそれにあたるのか、自分でもわからなかったし、当然教えてくれる人もいませんでした。大学に入って、一人暮らしを始めて、今の友人とかにも出会って、そこでようやく気づけた自分の先天的性質が多すぎました。


 もちろん、いまの自分が最善かどうかは…今後の展開次第ですね。パラレルワールドを想像できる人間の思考のなかでは、どんな人生も隣の芝は青くなるかもしれないものです。

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