blur my mind
脳波って面白いっすね。最近本を読んでいて、「物理学はSF小説より奇なり」と書いてあったのを読んだけれど、本当にそうだと思う。中途半端なSF小説やSF映画よりも、最新の物理学の宇宙論、量子論とかのほうが、古代インドの宇宙論とか仏教哲学を読んでいるような気分になる。もちろん、出発点にあるシュレーディンガーやハイゼンベルクとかが、そういったものに関心を寄せていて影響を受けているということもあるけれど。
人体もまた、小説より奇なりだと思う。
波の奥深さを感じるごとに、結局この世は認識する主体としての自分の感情状態だなあと思う。
この時代を生きていく上で、今、何より一番大事なことですね。実際の病を通して、より思うようになりました。
結局のところ、人間は情報の塊なのだと思う。情報とは量子もつれを起こし、AがBを観測することで発生する。ただシンプルには、自分がいきている間が観測であり現存在だとするならば、その間にどれだけ自分にとって良い感情が得られる情報を得られるかが人生単位の善悪とも言える。
ただ、生命体は宇宙の最大の法則、すなわちエントロピーに反する「反自然」な存在ではあるからか、「痛覚」がなければ長生きができない。痛覚を肯定するのは、とても難しい。死を肯定するよりも難しい。生にしがみつくのは、とても大変。そのために、少しでも良い情報で、良い量子もつれを。いつ何に生かされるかは、わからない。
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