Map of Problemantique
正直、本を読んでいるときは一番楽しいかもです。でも、どんな本でもいいわけではありません。ただ、インドに関する本を読んでいると、とても楽しい。たぶん、そこに自分の魂の目的があるからかもしれません。
ここ1年ほど、ある意味では生きている感じがしませんでした。普通に仕事をする機会が、多くて、あまり仕事の関係ない文章を読むことをしていませんでした。
その意味で、ここ数年、ちょくちょく触れていたはずの特定の文献、「魂の故郷・目的」にすら触れる機会がまったくなく、そのために肉体は生きていても、心底何の生きている実感もない日々だったのかもしれません。
魂は、魂にとっての前進がない限り全く生きる歓びを味あわせてくれないものです。現実社会で成功しても、当然いつか肉体や金銭・格差を観察できるこの眼や脳は滅びます。
その意味では、いつか失うものに努力するより、死後も続く成功である、魂の目的の達成を努力するべきです。だから、その努力をしているときは、死後まで続く成功の予感として生きる歓びが与えられます。
魂の目的と、肉体の維持が噛み合わないことは多いです。現実社会は、ある種人の目を曇らせるにすぎないものだからかもしれません。目が曇ったまま、一生それ以上の思考ができないのだろうな、と思う相手もいます。ただ、その相手からは、自分が影響を受けさえしなければ、特に何の問題もない相手です。
自分はなんか、こういったようなことが書いてあるような、本を読んでいるときに、最もその魂の目的を達成する歓びを感じるようです。
普通に言えば、本を読んでいてはお金がもらえないので、肉体の維持には寄与しません。もちろん、何かを書くのと、何かを読むのは、全く別行為なので、読んだからって何か文章を書く足しにしようとしているわけでもないので。
ただまあしいていえば、魂の目的を達成しているのだから、それを行なっている以上は私はいま生きながらえるべきであり、そのために運命様が因果律を操作して私の肉体を維持してくれるだろう(お金になる縁をつくったりしてくれるだろう)と勝手に期待することくらいです。
ソクラテスはそういう因果律を操作してくれる存在をダイモーンと呼びました。ダイモーンは、日本語にすると「霊」くらいでいいと思うのですが、いろいろと複雑なわけがあって、のちの歴史でキリスト教に「デーモン」という言葉を普通の人が聞いて受け取るネガティヴイメージを言葉の意味に付与されることになりましたが、もともとの古典ギリシャ語ではその悪い意味はありません。(エウダイモーン=良いダイモーン、カコダイモーン=悪いダイモーン、という言葉はあります。)
ダイモーンは、その人の魂の目的=人生の幸せ=死後も続く成功を、おそらくずっと話しかけ続けているはずなのですが、どうも遠ざかってしまう時期とかってのは、どうしてもあるんでしょうか。そういう波動の渦みたいなのがあるのでしょう。
自らの感情の動きを、自分のなかで第三者的に眺める「観照者のワーク」というものがある。ラマナ・マハルシの本を、自分は一度も読んだことがないのですが、バガヴァットギーターやラーマクリシュナをはじめ、ほかのインドの伝統的な本を読んでいれば、似たような話はよくでてくるので、言わんとしていることを掴むのは簡単です。
自分の感情を自由自在にあやつれる人は、この世の最大の成功者である、という考えは、ヒンドゥー教でも、仏教でも同じことです。感覚がなければ認識できないこの世は感覚が全てなので、感覚の出し方引っ込め方をマスターしたら、もうこの世は自由自在です。
で、マハルシのホロスコープが気になりました。(サンスクリットを習ったことがあるひとは、マハルシではなくマハリシっていつも打ちそうになると思う。)
月のMCの人なのですね。自分もそうですが、カルミネートが月の人間にとって、参考になると思います。マハルシの生き方とか考えは、仕事運に「月」が来る人の究極体と言えるかもしれません。
また、やっぱりこういう系の人は、金星が2室にきています。ということは、インド占星術では、3室にくるかもしれません。3室はインド占星術では評価が低いので、あんまりいい評価を受けないかもしれませんが、西洋占星術的に、金運が保証されている人を見ると「心配するな!魂のやるべきことをやれ!」と言われているとしか思えない時があります。
ホロスコープ上で、MC星座とカルミネート星(あれば)、月のハウス、ノースノードの位置、アストロマップで良い場所を総合的に考えて見るといいでしょう。それが魂のやるべきことです。このうち9室とかがどっかで絡んでいるなら、アストロマップはより目を向けるべきです。
私の場合は、月が9室にあるので、9室的なことをしていると心が歓びます。どんな仕事をしていても、失うべきではないと感じます。また、9室なので、海外の縁も大事にしたいです。アストロマップでは、私は金星しかアスペクトが良い星がないので、金星を見ます。そして、学びを目的としているなら、特にICラインです。なので、インドを大事にしています。ついでに兄弟、水星IC、太陽IC、海王星ICが、古代のアレクサンドロス大王の遠征路のように続いていますので、これらの文化圏全体を大事にしています。でもやっぱり一番自分にとって良い星はインドです。
できれば、大学の学部を決める前にこれに出会いたかったかもしれない。まあ、それも運命と納得してしまうかもだけど。
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